スマイル歯科ブログ

柳波賞

沼田市出身の童謡作家、林柳波(はやしりゅうは)氏の功績を広めると共に、
地域文化の振興のために平成11年度に創設された童謡詩のコンテストです。
沼田市の主催で、今年は全国から1090編の応募がありました。

その柳波賞で、次男の詩が小中学生の部で最高位の優秀賞を頂きました!
青天の霹靂とはこのことです。

ウラ話をしますと、次男の作品は夏休みの宿題で書いた詩だったのですが、
終わり間際にあわてて仕上げるお決まりのパターンで、
妻が「こんなに短くていいの?もう少し付け足したら?」
次男はきっぱりと「無理!」このやり取りは良く覚えています。

工作の宿題の船は、私が8割方作りましたが、詩は全くのノータッチ、
というか目を通した記憶もありません。

沼田市のホームページに次男の受賞作が掲載されています。
http://www.city.numata.gunma.jp/news/ryuuhasyou_syoukaih23_3.html#1

次男の詩が小中学生の部でグランプリに値するかどうか
素養のない私にはわかりませんが、受賞作品最短の8行の中に
雨上がりの風景が上手に表現されているかとは思います。

先日、柳波賞の表彰式があるというので(招待状が来ました)
親バカ丸出しで次男と出席しました。
表彰式の前に審査委員長の高階杞一氏より受賞者が講評を伺う
機会がありました。審査は名前・年齢は伏せて行われるそうで、
かわいらしい詩なので女の子の作品かと思っていたそうです。

短い詩の中に雨上がりの朝の風景が美しく見事にまとめられています。
「こんぴら坂」(通学路にある坂の名前)という固有名詞を入れたのは
リアリティを出すのに成功しています。最後の「神様が降りてくるかも」は
小学校5年にしてはとても上手すぎる終わり方ですね。
と高い評価を与えて下さり、私までお尻がこそばゆくなってきたほどです。

また高階氏から「鈴木君は普段から良く詩を読んでいるの?」との
質問があり、次男は「いえ…あんまり…」と小さな声。
小説もたまには読んでいますが、ほとんど漫画ばかりの
実態を知る親としては苦笑いするしかありません。

表彰式も沼田市公民館の大ホールで行われました。
一般の部の柳波賞と優秀賞、そして次男の作品、
この3編のみが壇上で朗読され、さすがに扱いが違います。
そして次男は一人で壇上に上がり、
沼田市長じきじきに表彰状と記念品を渡していただきました。

正直言って軽い気持ちで出席したのですが、
「森林文化都市」を標榜する沼田市の力の入れようがわかる
立派な表彰式で、親の私まで晴れがましい気分にさせてもらいました。

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賞状とともに、林柳波の童謡「おうま」をモチーフにした
クリスタルガラスの記念品もいただきました。ずっしり。

ギター

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このギターは私が中3に上がる時買ってもらったものです。
当時は拓郎・陽水のフォークブームの少しあと、かぐや姫の解散、
グレープからさだまさしの頃でしょうか。

私は中2の頃、兄のお下がりのギターでコードを覚え始めました。
教本を見ながらアルペジオ・スリーフィンガー…
自他共に認める音痴でしたのでチューニングにはかなり苦労しました。

初めて覚えたメロディーは祖母が教えてくれた「荒城の月」。
ギターをジャカジャカ鳴らしているだけの私を見て、
突然ミミラシドシラ…とメロディーを口ずさみ始めたのです。

女学校時代に習った歌を暗譜しているなんて…いったい何年前?
私は軽い衝撃を受けながら、祖母に合わせてメロディーを追って
おばあちゃんと孫のセッションが完成しました。

祖母はいつものように背中を丸めコタツに入って、
私にメロディーを教えてくれた時のことは今でもあざやかに覚えています。

その頃六日町には百貨店的な、洋服や楽器、置物、その他…
何でも売っているお店がありまして、ちょうど今頃の季節、
「学生服を買ったらギター3割引!」のセールをやっていたのです。
今思うと、ずいぶんユニークな組み合わせなのですが、
入学時にはブカブカだった学生服も中2にもなると背が伸びて、
大抵ツンツルテンになってしまい、中3になる時に新調するのが
ごく普通のパターンでした。
ギターブームに目をつけたアイデアなんですね。

ギターを弾き始めた人に立ちはだかるFの壁。
何とか越えた私の元に届いたモーリスのギター。
昔も今もアコースティックギターの定番はマーチンかギブソン。
そのギブソンJ-50のルックス雰囲気コピーモデルです。

私の青春からおっさんまで付き合ってくれたギターで、
もう35年以上経つのですが、まめに手入れをしたり、
不具合は修理していますので、まだシャンとしています。

バンドを組むとかステージで発表するとか、ほとんど経験はなく、
ただ家でジャンジャカ弾いているだけの引きこもり系なので
あんまり上達はしませんね。

それでも本物のギブソンを手にしたくなるのは自然の成り行きですが、
それを聞いた妻の一言、「そんなに上手くない」

なんかこう、心に響くというか、沁みるというか、撃沈です。

バリカン

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いきなり長男の坊主頭です。
顔はともかく、頭の形は私とそっくりです。
ただ、私が今丸刈りにしてもこんな元気の良い頭にはなりません。

中1でバスケットボール部で頑張っていますが、
今までとは勝手の違う部活や勉強に戸惑っているようですね。
「男子は坊主頭」みたいな校則はありませんが、バスケ部は全員坊主なんです。

私の中学校は校則で男子は坊主と決められていました。
小学校の卒業前に坊主デビュー、最初こそ床屋さんで刈りましたが、
後はずっと父親に刈ってもらっていました。
家の裏の空き地で首にビニール風呂敷を巻いた青空理髪店です。
いつ頃から家にあるのかわからない年季の入ったバリカン、もちろん手動です。
そのバリカンで、兄も私も「グニグニグニ」と頭を刈られていました。

その時に父とどんな話をしたのかほとんど覚えていませんが、
定番の「好きな子はいるのか?」みたいな質問はあったような… 
声変わりした私はボソッと「いや…いないけど…」もちろんいましたよ。

中学生の難しい時期(私の場合は特に)に父親と息子が話をするのは
貴重な時間だったかも知れません。中学生の私はいつもバリアーを
張り巡らせていて、まともな会話が成立しなかったのですが、
(今思えば、ただ甘えていただけ)父親が作った椅子というか台に、
ちょこんと座って頭を刈られている状態では、バリアーは張れませんでした。

時は巡って、私も息子の頭を刈るようになりました。
平成の親子のバリカンは電動になり、場所は掃除しやすい風呂場です。
キレイに仕上げるのは結構時間がかかります。でも幸せな時間なんでしょうね。

私の長男も声変わりしつつありますが、恋なんてまだまだだと勝手に思っています。
いつの日かバリカンで刈りながら、恋話をするのかしないのか…

トン汁

バラエティ番組で見かけたトン汁が美味しそうだったので作ってみました。
監修は新潟のトン汁のお店「たちばな」
妙高市にあるそうですが、知りませんでしたね。

ダシ汁に塩とみそを溶いて豚バラ肉を入れて3分。
次は細切り玉ねぎと豆腐を入れて20分、これでおしまい。
詳しいレシピは、ここに載っています。
http://www.ntv.co.jp/arashinishiyagare/contents/20111119.html

みそは沸騰させると香りが飛ぶ、とか言われていますが構わずグツグツ。
ふたを開けるとトロリとしたトン汁が出来上がっていました。
玉ねぎの甘みがいっぱいの優しい味わいです。シチューみたい。

トン汁は何度も作ったことがありますが、具はともかく味付けに悩んでしまいます。
何か一味足りないような…砂糖か醤油か塩か…仕上げにごま油?…
このレシピだと難しいことは考えなくても良いので助かります。

作りながら「キノコ入れたらうまいんじゃないか」「ごぼうの香りも…」
なんて思いつきましたが、プロが試行錯誤してたどり着いた味を、
素人が余計なことして壊したら元も子もありません。

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出来上がったトン汁。見た目は地味ですが味は太鼓判!
子供たちにも大好評でした。
北風が冷たくなったこの季節におススメです。

国会見学

先週とある機会があって、国会見学に行ってきました。
総勢30人でバスに乗り込み、まずは参議院議員会館に案内されました。
まだ真新しい会館の地下は、車がすれ違えるほどの広い廊下と
セブンイレブン、タリーズコーヒー、レストランなどがあります。

おっと目の前を舛添要一参議院議員が歩いて行きましたよ。

地上では参議院議員会館と国会議事堂は道路で隔てられていますが、
地下には連絡通路があり、雨風クルマも関係ありません。

参議院議員食堂でカツカレーのランチ、900円也。もちろん自腹です。
天井の高いクラシックな内装の食堂の奥にはカウンターがあり、
職人さんがせっせと寿司を握っていました。

フロアで働くウェイトレスの方々も、全員相当なクラシカルムードで
背筋こそシャンとしていますが、コーヒーカップを運ぶ手がカタカタと震え、
ガシャン!とテーブルに置いているのか落としているのか紙一重のフィニッシュ。
でもそこはさすが熟練の技、コーヒーをこぼすことはありません。

おや、小宮山洋子厚生労働大臣が食事を終えて出て行かれる所です。
前を歩く屈強な男性はSPでしょうか。

国会でドタバタ劇があると、警察官みたいな制服を着た人達が
ドアを押さえたり、強行採決時に委員長の周囲を固めていますが、
あの人達は衛視と呼ばれ、院内の警察が職務となっています。
議院自律権により、一般の警察官は議院内には立ち入れないそうです。

その衛視さんの案内で参議院を見学します。
まずは参議院本会議場。傍聴席の後方から歩きながらしか見せてくれません。
委員会室が並ぶ廊下の赤い絨毯(参議院と衆議院で微妙に色が違うそうです)
の上を歩いて中央広間へ。議事堂中央の高い塔の内部ですね。
この辺はWikipediaでも見て下さい。

議事堂の総工費の1割を費やした御休所は繊細で重厚な雰囲気。
やはり実際に訪れてみないと、その場所の空気は体感できませんね。

外に出て、議事堂正面での記念撮影で見学は終了です。
撮影を待つ間(修学旅行生などで順番待ちです)衛視さんと話をしたのですが、
衛視は参議院で1300人、事務職を合わせると3000人以上の職員がいるそうです。

即座に私は「両院合わせたら、その倍?そんな大勢必要かよ!?」
とツッコミました。もちろん心の中で。

当日は秋晴れで爽やかな風がそよぐ、過ごしやすい陽気でした。
議事堂の敷地内には数多くの黒塗りのハイヤー?が停まっていましたが、
ドライバーは全員窓を閉め切りエアコンをかけて待機しているのです。
夏冬の厳しい陽気ならともかく、こんな日にエアコンかけっぱなし?
彼らは1年中こうやってガソリンの無駄遣いしてるんだな、
こんな意識の低い人達が国権の最高機関に携わっているのかと思うと、
空しくそして悲しくなりました。

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参議院出入記章帯用証。これがないと参議院議員会館に入れません。
当然ですが、管理はかなり厳重でしたね。