スマイル歯科ブログ

アーカイブ: 2012年 July

夜釣り

昨年のことです。次男が「釣りしたい!」と言いだしまして、
釣りの経験がほとんどない私は、適当な竿をホームセンターで購入、
新潟を訪れた折に、地元のコンビニ(釣り道具・エサも売ってる)の
アドバイスを受けて、投げ釣り用のオモリと餌を買いました。
翌日早起きをして、浜に到着。投げ釣りの方法を次男に教え、
次男は竿をビュンと…あれれ~オモリだけ飛んで行っちゃいました。

そんな次男のトラウマを払拭すべく、
歯科医師会主催の夜釣りに二人で参加してきました。
宵の口に群馬を出発、目指すは新潟市の新川港です。
総勢20人で友平丸20トンに乗り込み、沖を目指して出発です。
闇の中、船のデッキで波しぶきを受けていると、
映画「プライベート・ライアン」のノルマンディー上陸のシーンが
浮かんできます。

仕掛けはサビキ(小さな疑似餌)で、水深90m前後の海底近くを
泳いでいるアジが狙いです。
仕掛けを落とすと、ほぼ入れ食い状態ですが、
残念ながらアジは少なくサバ、イワシがほとんどでした。
「サバは血抜きをした方がいいよ~」と船頭さんに教えてもらい、
エラから親指を差し込み、首をボキッ。バケツが真っ赤です。
3時間で30匹以上は揚げましたが、そんなに持って帰っても
食べきれないので、大半はキャッチアンドリリース。
と言えば聞こえは良いですが、実際はちぎってポイでした。

オジサンの夜遊びはさすがにきつく、帰りのバスでは爆睡です。
家に戻ると、妻は長男の部活の付き添いで不在。
クーラーボックスの魚たちを放置する訳にもいかず、
料理本を引っ張り出して、三枚下ろしに初挑戦です。
ぜいご・内臓はしっかり取りましたが、
中骨に分厚い身が残っていても気にしません。
サバの刺身は怪しかったので、大きい身はしめサバ用(美味しかった!)
で塩を振り、小さいものはみそ煮用の切り身にしました。
アジは刺身にすべく、小骨をちまちま取っていたら、
身がグズグズになってしまい、誤魔化すためにタタキに変更。
残りは間違いのない塩焼きです。

こうやって自分で下ろせて、料理のバリエーションがあれば、
もっとたくさん持ち帰れば良かったと、ちょっと後悔。
実際経験してみると、いろんな発見があるものですね。

次男と言えば、釣りのリアルな「引き」は楽しんでいたようですが、
魚に触らないんですよ。釣っても「お父さん、取ってー」。
ちょっと触ったら、臭いをかいで「くさっ!くさっ!」ですから。
もう連れて行きません。

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