スマイル歯科ブログ

アーカイブ: 2013年 June

ハルヒル

第1回榛名山ヒルクライムに参加してきました。(通称ハルヒル)
ヒルクライムとは、丘登り、坂を自転車で登りタイムを競う大会です。
自転車に乗らない人には「坂を登るだけだよね。意味わかんねー」と
言われてしまいます。確かにツラいんですが…

コースは、3種類に設定されていて、健脚自慢が集う
榛名湖畔まで16kmを駆け上がる榛名湖コース。参加者約2800名。
榛名神社を目指す11kmの榛名神社コースには、
榛名湖手前の勾配14度の急坂にビビった人達が300名余り参加。
地元の小中学生がママチャリでエントリーした初心者コース、800名超。

ロードバイク仲間のK先輩・I後輩と3人でエントリーしました。
皆、経験も浅く、このようなイベントは初参加なので、
「この年で無理しちゃイカン」と無難な榛名神社コースを選びました。
ふたを開けてみると、このコースの参加者は一番少なく、
我々は自虐的に「ヘタレコース」と呼んでいたのでした。

未明の3時半に家を出て、5時前には指定の駐車場に到着。
自転車がワラワラと集まってきています。
4000人近くの人達を一斉にスタートさせる訳にはいきません。
300人程度のグループを作り、自己申告のタイムが速い、
榛名湖コースの人達から5分間隔でスタートさせる方式です。
「ヘタレコース」の我々は、榛名中学校グラウンドで、じっと待機です。

2時間近く待ったでしょうか、スタッフの誘導でスタート場所へ向かいます。
何と沿道には、地元の方々が応援のために並んでいてくれました。
「バナナ食べませんかぁ~」とバナナを手にした小学生の女の子。
ごめんねぇ、スタート直前だったから、おじさんそんな余裕なかったよ。
来年はきっとごちそうになるから、楽しみにしてるから、待っててね。

スタートゲート。携帯で写真撮れるんだから、バナナ食べられたなぁ。

スタート1分前。バナナ食べられたかも!?

大会の様子は、地元FM局が完全生中継、スタートゲートには応援して下さる
大勢の地元の方々。スターターは地元の小学生が務めてくれました。
ほぼスケジュール通り、8時前にスタート!。
コースは全面閉鎖されていて、ヒルクライム専用道路になっています。
コースに面した商店街の方々は、当然休業状態ですので、理解と協力が
無ければ、到底実行不可能なイベントです。

沿道には大勢の方々が「ガンバレ~」と声をかけてくれています。
思わず「ありがとうございま~す」を手を振ってしまいます。
もうアドレナリン出まくりです。4月に下見に来て試走した時より、
明らかに快調なペース。6km地点で22分くらい「50分切り!?」なんて
思ったのも束の間、コースは森の中に入り、勾配はきつくなってきます。

私は張り切ると脚がつる癖がありまして、お約束のまずは右ふくらはぎ。
誤魔化しながらペダルを回して、何とか収まったと思ったら、今度は左。
本当は自転車を停めて、筋肉を休めれば良いのでしょうが、
「停まりたくない、降りたくない」この一心でペダルを回しました。
額からは滝のような汗が流れてきます。下を向くとサングラスが池状態。

ついに9km付近で両足同時にキタ~!
「んぐああああ(濁点付きの『あ』)~!」と声が出たかも知れません。
ペースも何もあったものじゃありません。とにかくゴール、ゴールするんだ。
ペダルを回せ~! ただそれだけでした。ゴール地点が見えた時は、
「やっと終わる」と「もう終わってしまう」両方でした。

ゴールして振り返ると、榛名神社ゴールを横目に榛名湖を目指す人達が
ペダルを漕ぎ続けています。スーパーマンに見えました。
参道で頂いたコーヒーの美味しかったこと!

帰路もスタッフの誘導・指示で危険の無いよう下山します。
このスタッフの方々の運営が第1回と思えないほど素晴らしく、
私の見た限りですが、トラブルもなくタイムスケジュール通りの進行でした。

下山ルートは途中から裏道へ入るのですが、その沿道にも地元の方々が
「お疲れさま~」と声をかけてくれました。本当に温かい声援でした。

本部会場に戻り、完走証を発行してもらうと、タイムは50分55秒05。
数日前に51歳になった私にとってギリギリの51分切り。しかも左右対称。
「ヘタレコース」に一緒に参加した3人の中では、かろうじてトップ。
309人中、88位(これまた8並び)の初レースでした。

振り返るまでもなく、途中で足がつるなど、ペース配分としては
論外ですし、ダラダラ汗をかきながら、給水が不充分など…
まあ、そんなことはどうでもいいや(良くないけど)、と思えるくらい
楽しいイベントでした。
優秀なスタッフの皆さん、温かい地元の方々、本当にありがとうございました。

勢いに乗って、8月の「望郷ライン・センチュリーライド(78km)」と
9月の「赤城山ヒルクライム(21km)」にもエントリー。
今度は、プランを立てて、もう少しペースを守って…
でも楽しいのが一番ですね。