スマイル歯科ブログ

アーカイブ: 2009年 December

今年を一文字で表すと、やはり「暇」になってしまいます。
昨年の半分くらいしか働いていないと思います。

開院当初は暇な時間を持て余し、結構なストレスで肩こりがひどくなったりしましたが、
降りしきる雪の中で駐車場の雪かきをしていると、妙に心が落ち着きました。

雪が積もって見えなくなったアスファルトが雪かきをすると黒く見えてくる。
少しずつ少しずつ、黒い面積が広くなってゆく。なんか仕事した感じ。プチ達成感。
こんな風に「目に見える結果」を知らないうちに求めていたんだと気付きました。

そりゃストレスにもなりますよね。
開業したばかりで「結果」を見たがっているんですから。

5台も停めればいっぱいになる、さして広くもない駐車場ですが、
雪かきは自分の気持ちを見つめ直す良いきっかけになりました。
これで開業が例えば春だったら、雪がなかったら、どうなっていたんでしょうねぇ?

 
10年以上前に開業した友人が教えてくれました。
「丁寧な仕事をしていれば患者さんはついてくるよ」

治療内容によっては、メゲそうになる時もありますが、
友人の言葉を思い出したり、「この苦労もいつかプラスに変えられる」など
前向きに考えるようにして、大げさですが乗り切ってきました。

振り返るといろいろありましたが、あっと言う間の1年でした。
来年はもう少し忙しい年にしたいのですが、どうでしょうか…

今年最後のアップになりました。皆さん、良いお年を。

鶴齢

カレンダーも残りあと一枚となってしまいました。

先日、六日町で飲む機会があり、訪れたお店は「季節料理大」。
自家製の野菜にひと手間かけた料理の数々は、派手さはないですが
優しい味わいでじんわり染みる美味しさがありました。

大学の後輩とジョッキなどを傾けていたのですが、
「やっぱりこの料理には日本酒だね」と言うことで、オーダーしたのが
「鶴齢 純米 無濾過生原酒」これが美味しかった!

生原酒ってちょっとキツいところがありますが、この鶴齢には一切なし。
どっしりした米の味と、無濾過ゆえでしょうか複雑な味わいを持ち
太くて厚みがあるので、ちびちびやりながら舌の上でじっくり味わう
飲み方が似合う日本酒でした。

偶然にも居合わせたのが、鶴齢の蔵元、青木酒造の方々で、
日本酒について、鶴齢について熱い話を聴かせていただきました。

新潟の地酒と言うと、越乃寒梅、八海山あたりが超メジャーで
いわゆる淡麗辛口系が幅を利かせていますが、この日飲んだ鶴齢はまさに対極。
故郷の六日町で美味しい料理と、ぶっとい日本酒に出会えたのは幸いでした。

ひとしきり話が進んだころ、青木酒造の方々は営業部所属で、
「それじゃ名刺を」と受け取った名刺に懐かしい名前が…

なんと保育所から高校まで一緒だった同級生が目の前に!
「なんだ、克也か!?全然変わっちまったなぁ!わからんかった」
30年以上の歳月はお互いの顔にいろんなモノを刻みこんだようです。

2次会は、またもや同級生がママさんをしているお店へなだれこんで
青臭い昔話に花を咲かせました。

六日町で飲むのは数年ぶりで、出会いに恵まれた夜でしたが、
親の説教がセットで付いてくるのは、いかんともし難いところです。