カレンダーも残りあと一枚となってしまいました。
先日、六日町で飲む機会があり、訪れたお店は「季節料理大」。
自家製の野菜にひと手間かけた料理の数々は、派手さはないですが
優しい味わいでじんわり染みる美味しさがありました。
大学の後輩とジョッキなどを傾けていたのですが、
「やっぱりこの料理には日本酒だね」と言うことで、オーダーしたのが
「鶴齢 純米 無濾過生原酒」これが美味しかった!
生原酒ってちょっとキツいところがありますが、この鶴齢には一切なし。
どっしりした米の味と、無濾過ゆえでしょうか複雑な味わいを持ち
太くて厚みがあるので、ちびちびやりながら舌の上でじっくり味わう
飲み方が似合う日本酒でした。
偶然にも居合わせたのが、鶴齢の蔵元、青木酒造の方々で、
日本酒について、鶴齢について熱い話を聴かせていただきました。
新潟の地酒と言うと、越乃寒梅、八海山あたりが超メジャーで
いわゆる淡麗辛口系が幅を利かせていますが、この日飲んだ鶴齢はまさに対極。
故郷の六日町で美味しい料理と、ぶっとい日本酒に出会えたのは幸いでした。
ひとしきり話が進んだころ、青木酒造の方々は営業部所属で、
「それじゃ名刺を」と受け取った名刺に懐かしい名前が…
なんと保育所から高校まで一緒だった同級生が目の前に!
「なんだ、克也か!?全然変わっちまったなぁ!わからんかった」
30年以上の歳月はお互いの顔にいろんなモノを刻みこんだようです。
2次会は、またもや同級生がママさんをしているお店へなだれこんで
青臭い昔話に花を咲かせました。
六日町で飲むのは数年ぶりで、出会いに恵まれた夜でしたが、
親の説教がセットで付いてくるのは、いかんともし難いところです。