スマイル歯科ブログ

アーカイブ: 2012年 February

柳波賞

沼田市出身の童謡作家、林柳波(はやしりゅうは)氏の功績を広めると共に、
地域文化の振興のために平成11年度に創設された童謡詩のコンテストです。
沼田市の主催で、今年は全国から1090編の応募がありました。

その柳波賞で、次男の詩が小中学生の部で最高位の優秀賞を頂きました!
青天の霹靂とはこのことです。

ウラ話をしますと、次男の作品は夏休みの宿題で書いた詩だったのですが、
終わり間際にあわてて仕上げるお決まりのパターンで、
妻が「こんなに短くていいの?もう少し付け足したら?」
次男はきっぱりと「無理!」このやり取りは良く覚えています。

工作の宿題の船は、私が8割方作りましたが、詩は全くのノータッチ、
というか目を通した記憶もありません。

沼田市のホームページに次男の受賞作が掲載されています。
http://www.city.numata.gunma.jp/news/ryuuhasyou_syoukaih23_3.html#1

次男の詩が小中学生の部でグランプリに値するかどうか
素養のない私にはわかりませんが、受賞作品最短の8行の中に
雨上がりの風景が上手に表現されているかとは思います。

先日、柳波賞の表彰式があるというので(招待状が来ました)
親バカ丸出しで次男と出席しました。
表彰式の前に審査委員長の高階杞一氏より受賞者が講評を伺う
機会がありました。審査は名前・年齢は伏せて行われるそうで、
かわいらしい詩なので女の子の作品かと思っていたそうです。

短い詩の中に雨上がりの朝の風景が美しく見事にまとめられています。
「こんぴら坂」(通学路にある坂の名前)という固有名詞を入れたのは
リアリティを出すのに成功しています。最後の「神様が降りてくるかも」は
小学校5年にしてはとても上手すぎる終わり方ですね。
と高い評価を与えて下さり、私までお尻がこそばゆくなってきたほどです。

また高階氏から「鈴木君は普段から良く詩を読んでいるの?」との
質問があり、次男は「いえ…あんまり…」と小さな声。
小説もたまには読んでいますが、ほとんど漫画ばかりの
実態を知る親としては苦笑いするしかありません。

表彰式も沼田市公民館の大ホールで行われました。
一般の部の柳波賞と優秀賞、そして次男の作品、
この3編のみが壇上で朗読され、さすがに扱いが違います。
そして次男は一人で壇上に上がり、
沼田市長じきじきに表彰状と記念品を渡していただきました。

正直言って軽い気持ちで出席したのですが、
「森林文化都市」を標榜する沼田市の力の入れようがわかる
立派な表彰式で、親の私まで晴れがましい気分にさせてもらいました。

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賞状とともに、林柳波の童謡「おうま」をモチーフにした
クリスタルガラスの記念品もいただきました。ずっしり。