スマイル歯科ブログ

アーカイブ: 2009年 July

もう7月も終わりだと言うのに、空はどんより。
関東地方の梅雨は明けたと確か14日に発表があったはずですが、
また逆戻りしたとか。

例年お盆過ぎにはクラゲが出てくるようですが、
このままでは海水浴シーズンはたったの2週間?
この週末には海に行く予定なんですが、天気はどうでしょう。

 
先日床屋で洗髪してもらっていたら「おかゆい所はございませんか?」
「は?『お』かゆい?なんだそりゃ…」もちろん心の中の声です。

客商売ですから、「お客様」のモノは「お」を付けて持ち上げているつもりなんでしょう。
じゃあ、「頭」には付けるのか? お頭…こりゃ魚ですね。
「おみ足」とは言うけれど、「手」は? お手…犬ですか。

「お」を付ければ丁寧な言葉になるとは限らないと思うのですが。

歯科界でも耳障りな言葉が「お痛み」。先の「おかゆい」と一緒です。
大学でそう教えられたのかどうか知りませんが、若い先生は良く口にするようです。

実は20年ほど前に、大学病院で某教授が実際に使っていました。
「お痛みはございませんか?」かなりの違和感がありました。。
医局で先輩と「あれはヘンですよね」と話したことを覚えています。

日本語として正しいかどうかは別にして、私は使ったことはありません。
これからもないでしょう。

もうひとつ、「患者様」
「患者さん」は違和感がないのに、「患者様」がウソっぽく聞こえるのは何故だろう、
と思っていたら、以下のブログに明快な答えがありました。
http://www.suzukiclinic-hy.com/cgi-bin/blog/index.cgi?year=2006&month=9

「患者様」を使っている歯科関係の書籍は読みたくなくなってしまいます。

相手が患者さんであっても、普通の方であっても、
自分の立場が歯科医師だろうと、一般人だろうと、
丁寧なコミュニケーションを得るには言葉が必要です。

口から出てしまうと、もう取り戻せません。
政治家みたいに「真意が伝わらなかった」では済まないのです。

上っ面でない、気持ちの入った言葉を伝えたい、と思っています。

天地人

最近の「天地人」には、ぐいっと引き込まれました。

兼続を家臣にしたい秀吉。秀吉に取り入りたい幸村は初音を利用する。
板挟みの兼続に助け舟を出す三成。初音への秘かな想いは
「上杉を助けたいのだ」この台詞の中に隠れてしまいましたが。

「これは戦じゃ!」ぶっとい声の景勝。
秀吉とどうやって渡り合うのか?兼続の戦法やいかに?

金を積まれ、刀まで突き付けられた兼続は
「十万億土に旅立とうとも、殿の元を離れる訳には参りませぬ!」
直球だなあ…ちょっとがっかり。

お涼(良かったです)に「雪解け水のようなお方」といわれた兼続ですから
こんなストレートな物言いがお似合いなのでしょう。

 
思い出すのは「独眼竜政宗」
政宗の右腕、片倉小十郎は兼続と同様、知将として有名でした。
小十郎に目をつけた秀吉は、名だたる武将達の面前で政宗に
「小十郎をくれ」と要求します。言葉に詰まる政宗。
小十郎は「幼少の頃より、殿の守り役として仕えて参りました。
今ここで殿から暇を出される(秀吉の家臣になる)のは、私めの働きが
足りなかった証拠。片倉家の恥!お詫びとして切腹いたしまする!」
秀吉のむちゃな要求を、自分の力不足にすり替え、切り返した小十郎。
面目をつぶされた秀吉ですが、居並ぶ武将に「どうじゃ、どうじゃ?」
(さすがはワシの見込んだ男であろう)とその場を収めます。

 

ところで一躍有名になった与六役の加藤清史郎クン。
今でも回想シーンで登場しますが、生出演はしばらくなくなるのでは…

彼はもうすぐ前歯が生え変わる時期なんですね。
調べたら2001年生まれで、もうすぐ8歳なのに乳歯が揃ってるなんて驚きです。
もう抜けてしまったかも… 

ご存じのように前歯が抜けるとマヌケな笑顔になっちゃいます。
しかも生えてくる永久歯は、すきっ歯が多く、生え揃うのは数年後でしょう。
英語では「ugly ducking stage」(みにくいアヒルの子の時期)なんて言います。

と言う訳で、清史郎クンの活躍は数年間おあずけではないかと。

 
同郷でモテモテの兼続が、これからどんな活躍をするのか楽しみです。