スマイル歯科ブログ

アーカイブ: 2009年 7月 30日

もう7月も終わりだと言うのに、空はどんより。
関東地方の梅雨は明けたと確か14日に発表があったはずですが、
また逆戻りしたとか。

例年お盆過ぎにはクラゲが出てくるようですが、
このままでは海水浴シーズンはたったの2週間?
この週末には海に行く予定なんですが、天気はどうでしょう。

 
先日床屋で洗髪してもらっていたら「おかゆい所はございませんか?」
「は?『お』かゆい?なんだそりゃ…」もちろん心の中の声です。

客商売ですから、「お客様」のモノは「お」を付けて持ち上げているつもりなんでしょう。
じゃあ、「頭」には付けるのか? お頭…こりゃ魚ですね。
「おみ足」とは言うけれど、「手」は? お手…犬ですか。

「お」を付ければ丁寧な言葉になるとは限らないと思うのですが。

歯科界でも耳障りな言葉が「お痛み」。先の「おかゆい」と一緒です。
大学でそう教えられたのかどうか知りませんが、若い先生は良く口にするようです。

実は20年ほど前に、大学病院で某教授が実際に使っていました。
「お痛みはございませんか?」かなりの違和感がありました。。
医局で先輩と「あれはヘンですよね」と話したことを覚えています。

日本語として正しいかどうかは別にして、私は使ったことはありません。
これからもないでしょう。

もうひとつ、「患者様」
「患者さん」は違和感がないのに、「患者様」がウソっぽく聞こえるのは何故だろう、
と思っていたら、以下のブログに明快な答えがありました。
http://www.suzukiclinic-hy.com/cgi-bin/blog/index.cgi?year=2006&month=9

「患者様」を使っている歯科関係の書籍は読みたくなくなってしまいます。

相手が患者さんであっても、普通の方であっても、
自分の立場が歯科医師だろうと、一般人だろうと、
丁寧なコミュニケーションを得るには言葉が必要です。

口から出てしまうと、もう取り戻せません。
政治家みたいに「真意が伝わらなかった」では済まないのです。

上っ面でない、気持ちの入った言葉を伝えたい、と思っています。