スマイル歯科ブログ

終了

先日、私宛に分厚い封筒が届きました。
差出人は、骨髄移植推進財団。  ついに来たか!と
はやる気持ちを抑えつつ、しかし丁寧に封筒を開けました。
中には「骨髄ドナーコーディネートのお知らせ」が入っていました。

私が骨髄バンクに登録したのは、20年ほど前ですが、
今回初めて私が骨髄提供者の候補の一人として選ばれた訳です。
まだドナーになると決定したのではなく、
詳しい検査や健康チェックなども受けなければなりませんが、
やや高揚した気分で書類に目を通し、数ページにおよぶ問診票、
アンケートなどに記入して返送しました。

ドナーに選ばれ、骨髄を提供することになれば、
4日間程度の入院や骨髄採取時には全身麻酔が必要です。
本人の意志だけでなく、家族の理解・同意も不可欠です。
先日骨髄バンクに登録を済ませた妻に話すと、
仕事を休むことにやや難色を示しましたが、最後は納得してもらえました。
と言うか、「もう何言っても聞かないだろ」の方が近いかも…

数日後、私の担当となったコーディネーターの方から電話を頂きました。
偶然にも新潟の方で、何かの縁を感じます。
検査の日取りと面談のスケジュールが決まりました。

とある病院でコーディネーターと面談を行いました。
これから移植に向けて最大のネックは、仕事を休めるか?
家族の理解・同意はあるか?この2点だそうで、私にも何度も確認がありました。

意思はあっても、どうしても仕事を休めない方は、このご時世少なくないようです。
また家族の理解を得られない場合もあり、
「骨髄なんか取ったら半身不随になってしまう!」などと
笑い話のような家族の反対を受け、面談すらたどり着けない
コーディネーター泣かせのケースもあるとのこと。

私の場合、骨髄バンクが発足して間もなく登録したようで、
登録番号は新潟県で100番台でした。(現在は1万人以上だそうです)
コーディネーターから「登録して20年以上経つのに
今まで一度も候補に上らなかったのは珍しいケースです。
しかも50歳で初めてのドナーに選ばれれば、まさに50歳の星ですね」
と持ち上げていただきました。
しかしドナーの年齢上限は54歳!私には最後のチャンスかも…

プライバシーの順守から、移植を予定している患者さんについては
私はもちろんのこと、コーディネーターでさえも知りません。
逆に患者さんも、誰から移植を受けたかを知ることはできません。
実際に移植が行われても、その結果すら知ることはできないそうです。

後日コーディネーターから電話がありました。
「残念ですがコーディネートは終了です。」
理由はコーディネーターにも知らされないシステムです。
先日の血液検査の結果自体は問題ありませんでしたので、
例えば、患者さんのHLA(DNA)が不一致、他のドナー候補に決まった、
患者さんの病態変化により治療方針が変わった…などなど。

こればかりは仕方ありません。次の機会を待つことにしましょう。

骨髄ドナーになって患者さんの命を救う、なんかカッコイイですし、
私もそこに憧れたわけですが、考えるまでもなく命を救うのは、
患者さんを治療している医師や看護師を始め病院のスタッフの皆さんですし、
一人でも多くの骨髄の型が一致するよう、あちこち飛び回り
調整を行うのは骨髄バンクの方々です。

私がドナーになったとしても、数日の入院や全身麻酔など、
ハードルは低くないですが、患者さんや家族の悲しみに比べれば、
十分飛び越えられる高さではないかと思います。
「救う」だなんておこがましい。ほんの少しのお手伝いです。

でもその「お手伝い」がないと救えない命もあるのです。
骨髄バンクに数多くの方が登録をして下さって、
スムースな移植が1例でも多く行われることを切に祈っています。e5ae9ae795aa

今日は初雪、と言うか初吹雪でした。

顎関節症

お久しぶりです。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
夏の暑さにやられて大いにサボっておりました。

私は以前より寝ている時に歯ぎしりをするくせがありまして、
今までは症状が出なかったのですが、この夏は違いました。
ある朝起きると左上奥歯に何やら鈍痛が…
朝ごはんを食べようとしたら、口が開きにくい、噛むと奥歯が痛い…
開口障害、咬合痛、右顎関節の圧痛、完ぺきな顎関節症です。
口を大きくあけたり、物を噛まなければ、ほとんど痛みは無いのですが、
食事の時には「いてっ」と動きが止まるほどの痛みが出ます。
今まで何人もの顎関節症の患者さんを診てきましたが、
こんなに不快な症状だとは思いもよりませんでした。

睡眠中の歯ぎしりは、相当強い力が歯に加わるとされています。
起きている時は、力を出し過ぎて壊さないように
抑制がどの筋肉にも効いていますが、睡眠中は抑制が外れてしまい
異常な力が加わる場合があります。
その力の積み重ねで、顎関節や歯が悲鳴を上げてしまったのが
顎関節症の症状が表に出てきた状態なのです。

顎関節症の治療は、日中の痛みに対しては痛み止めを服用します。
しかし原因である歯ぎしりを止めることは不可能ですので、
異常な力の悪影響を減らすためにマウスピースを装着します。
通常、上あごに装着して個々の歯に加わる力を軽減します。
以前作ったマウスピースを装着すると、明らかに歯の負担が減り、
数日後には症状が落ち着いてきました。

同じ時期に「歯が痛い。虫歯ではないか?」との訴えで来院した
患者さんが数人いらっしゃいました。
レントゲン写真では歯に異常はなく、話を聞くと
「普段はあまり気にならないが、物を噛むと痛い。
耳の前(顎関節)を押すと痛い。」と私も含め
判で押したような同じ症状です。
「寝ている時に歯ぎしりしていませんか?」と聞くと
「ああ、そう言えば…」とこれまたドンピシャ.
皆さん、あの暑さで参ってしまったんでしょうか…

先日訪れた東京スカイツリー。屋形船からのショットです。
展望台からの眺めは、あまりに高すぎてCGを見ているようでした。

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夜釣り

昨年のことです。次男が「釣りしたい!」と言いだしまして、
釣りの経験がほとんどない私は、適当な竿をホームセンターで購入、
新潟を訪れた折に、地元のコンビニ(釣り道具・エサも売ってる)の
アドバイスを受けて、投げ釣り用のオモリと餌を買いました。
翌日早起きをして、浜に到着。投げ釣りの方法を次男に教え、
次男は竿をビュンと…あれれ~オモリだけ飛んで行っちゃいました。

そんな次男のトラウマを払拭すべく、
歯科医師会主催の夜釣りに二人で参加してきました。
宵の口に群馬を出発、目指すは新潟市の新川港です。
総勢20人で友平丸20トンに乗り込み、沖を目指して出発です。
闇の中、船のデッキで波しぶきを受けていると、
映画「プライベート・ライアン」のノルマンディー上陸のシーンが
浮かんできます。

仕掛けはサビキ(小さな疑似餌)で、水深90m前後の海底近くを
泳いでいるアジが狙いです。
仕掛けを落とすと、ほぼ入れ食い状態ですが、
残念ながらアジは少なくサバ、イワシがほとんどでした。
「サバは血抜きをした方がいいよ~」と船頭さんに教えてもらい、
エラから親指を差し込み、首をボキッ。バケツが真っ赤です。
3時間で30匹以上は揚げましたが、そんなに持って帰っても
食べきれないので、大半はキャッチアンドリリース。
と言えば聞こえは良いですが、実際はちぎってポイでした。

オジサンの夜遊びはさすがにきつく、帰りのバスでは爆睡です。
家に戻ると、妻は長男の部活の付き添いで不在。
クーラーボックスの魚たちを放置する訳にもいかず、
料理本を引っ張り出して、三枚下ろしに初挑戦です。
ぜいご・内臓はしっかり取りましたが、
中骨に分厚い身が残っていても気にしません。
サバの刺身は怪しかったので、大きい身はしめサバ用(美味しかった!)
で塩を振り、小さいものはみそ煮用の切り身にしました。
アジは刺身にすべく、小骨をちまちま取っていたら、
身がグズグズになってしまい、誤魔化すためにタタキに変更。
残りは間違いのない塩焼きです。

こうやって自分で下ろせて、料理のバリエーションがあれば、
もっとたくさん持ち帰れば良かったと、ちょっと後悔。
実際経験してみると、いろんな発見があるものですね。

次男と言えば、釣りのリアルな「引き」は楽しんでいたようですが、
魚に触らないんですよ。釣っても「お父さん、取ってー」。
ちょっと触ったら、臭いをかいで「くさっ!くさっ!」ですから。
もう連れて行きません。

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望郷ライン

まとまった雨が降らず、芝桜が少し辛そうです。

空模様を眺めながら、ロードバイクに乗っています。
いわゆる「吊るし」の状態で乗るのではなく、
自分の身体・技量に合わせてセッティングを変える必要があります。
まずは口コミサイトで評判の良いタイヤに交換。
山道の下りでは、心許なかったブレーキのシュー(ゴムの部分)を
上級グレードに交換。ハンドルが遠くて肩から腕が痺れてしまうので、
部品を交換・調整。脚力の無い私にはギアが重いので軽いギアに交換。

おっと一番大切な変更点がありました。剃りましたよ、スネ毛。
断髪式(?)は、一人風呂場で粛々と行いました。ゾリゾリ。
やっぱり無い方がさっぱりして見た目が良いです。
ただお手入れは面倒ですね。週2回ほどやってます。
ピチピチのサイクルジャージ・レーサーパンツも先日デビュー。
やはり専用のウェアは機能的で使い心地良好です。

またまたネット上で論争。
「レーサーパンツのままで、コンビニ・ファミレスに入れるか?」
レーサーパンツはパッドが入っていて、自転車を降りると股間が、
モッコリ…してしまうんです。ちなみにパンツの下は何も履きません。
OKな人達は「自分のことなど誰も見ていないし、全く気にならない。」
「ヘルメットとサングラスで素顔が判らないので慣れてしまった」
「自転車に乗ったら、帰るまでどこにも寄らない・降りないので関係ない」
なんて、豪の者もいらっしゃるようで。
ダメな人達は「汗だらけの下着同然のパンツで店の椅子に座るのはエチケット違反」
「レーサーパンツでウロウロするのは自分の美的センスが許さない」

私もダメですね。
例えば野球をしている人が泥だらけのユニフォームで
スパイク履いてガチャガチャ店に入るか、って話です。
ほとんどのスポーツはグラウンドなり、コートなり場所が決まっていますから
ユニフォームのまま途中でコンビニ、なんて事はないでしょうね。
自転車は移動しないとスポーツになりませんし、また集団になると
気が大きくなってしまって、他人への迷惑を忘れてしまいがちです。
日本人は、一人だと遠慮深く奥ゆかしいのに、徒党を組むと途端に
傍若無人な振る舞いが目立つのは何故でしょうか。

先ほどのレーサーパンツで店に立ち寄る問題、その対策として
薄手でさっと履ける短パン(エチケットパンツ)があるんです。
こんなことが議論になるのも、エチケットパンツが売られているのも、
恐らく日本だけなんでしょうなあ。とりあえず平和で何よりです。

最近お気に入りの望郷ラインhttp://www.pref.gunma.jp/07/m03810002.html
にある急坂。こんな坂は登りたくないです。下り専門。

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若葉萌ゆ

良い季節になってきました。

良い季節になってきました。

連休前に念願のロードバイクが届きました。
開業以来、コツコツと貯めていた500円貯金をはたいての購入です。

ロードバイクと言えば、ドロップハンドルに前傾姿勢、
タイヤも細く、速く走るためのバイクです。

早速テストドライブに出掛け、ウグイスの声を聴きつつ、
「クマ出没注意」なんて看板を横目に見ながら、
ヒイヒイ坂を登っていると、道路脇の藪から、ガサゴソと足音が…
うわっ、ピン~チ!
山菜採りの人でした。マジビビりました。

往復30kmほどのヒルクライムでしたが、慣れない前傾姿勢で、
ポジションも定まっていないので、首から肩がパンパンになりました。

それでも、軽くて速いロードの魅力を少しは感じられました。
あの姿勢に慣れて、坂をすいすい登れるようになりたいものです。

今まで乗っていたクロスバイクは通勤・町乗り用にして、
ロードバイクは走り専用の2台体制なのですが、
新たな悩みができました。スネ毛の処理、する?しない?

ロードバイクには、サイクルジャージ・レーサーパンツ
(ピッチピチのカラフルなウェア)が正装なのだそうで、
例えばツール・ド・フランスのようなレースでは、
腕はともかくスネ毛モジャモジャの選手は見当たりません。

スネ毛を剃るのは、怪我をした時に毛が邪魔になって治療がしにくい、
との説が有力なようです。でもやっぱり見た目が一番ではないかと…

私はレースに出る訳でもないし、その辺の山やサイクリングロードを
マイペースで走るだけなので、悩む必要は無いかも知れません。
「レースやるわけでもない、趣味で乗るだけなのに、毛むくじゃらでも
それが男の足。そのまま行きましょう」と言う意見もありますが、
レースに出るのが前提ならば剃るのが常識のようです。

レースに出る出ないはともかく、趣味ならば尚更見た目が大事、
とも思います。しかし私のスネ毛は半端じゃないんですよ。
昔祖母から「これは怠け者の脚だ」と言われました。
もんぺを履いて農作業をすると、毛が擦れて自然とツルツルになるんだそうです。
「スネ毛がボウボウなのは働かない証拠。嫁の来手がない」と
太鼓判を押された脚ですから。

剃りだしたらずっとお手入れは必要でしょうし、かなり面倒なことに。
夏用のタイツも売っているので、そっちの方が楽かも。

ロードバイクに乗らない方には全く興味のない話ですみません。

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