スマイル歯科ブログ

尾瀬

秋らしい爽やかな天気が続いています。
遠くの山肌も色づき始めてきました。

先週、紅葉の盛りを過ぎた尾瀬ケ原に行ってきました。
赤い葉はほぼ落ちていましたが、黄色の葉が太陽に照らされて輝いていました。

初めて尾瀬を訪れたのは3年前のことでした。
「何もない」風景にスコーンと魅了されてしまい、年に2回は訪れています。
水芭蕉、ニッコウキスゲ、草紅葉など、四季折々の風景は目に優しく、
尾瀬を流れる空気は、身体を癒してくれる気がします。

俗世間から遠く離れて(周りに他の人は大勢いますけど)
非日常の風景の中にいると、仕事のことなんか忘れてしまいます。
ある程度年齢を重ねないと、この風景は心に届かないのかも知れません。
私も若い頃だったら「ふーん、何にもないじゃん」で終わっていたかも。

小学生の子供たちには当然のことながら不評です。
そりゃそうですよね、広ーい原っぱがあるのに、足を踏み入れてはダメ。
目の前の川や池には魚やイモリが泳いでいるのに触るのはダメ。
「遊べない原っぱなんかつまんない」子供には無理もないことです。

年を取っておっさんになった時に、尾瀬を訪れて「ああ、こういうことか…」と
親父のことを思い出してくれれば嬉しいです。

まだ尾瀬ケ原や尾瀬沼近辺しか行ったことがないので、
至仏山、アヤメ平、あるいは泊まりがけの計画など、
いつ実現できるかわかりませんが、楽しみにしています。

わずかに冠雪した燧ケ岳。この山には登れないでしょうなぁ。

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秋田

ひさびさの書き込みです。

連休を利用して兄一家の住む秋田に行って来ました。
実家のある新潟県六日町からは片道約400km。
高速道路の計画はあるものの、まだ全線開通していないんです。
半分弱が一般道で激しい渋滞は一般道で発生していました。
昼間の通行で片道約7時間。高速のなかった昔は10時間コースだったそうで…

道路脇は一面の黄金色。もう稲刈りの始まった田んぼもありました。
一家総出の稲刈りでしょうか、小学生くらいの子供が長靴でお手伝いをしていました。

通り過ぎる風景や街並みを見ていると、いつも思うことがあります。
これから先、立ち寄ることもない、名前すら知らない小さな町でも、
人々は泣き笑いしながら、それぞれの生活を営み、日々を重ねていることを。
そんな暮らしが集まって町を作り、日本があり、世界があるんだなあ、
としみじみとしてしまいます。

1泊目は秋田市内の「秋田温泉さとみ」
無色透明の湯ですが、しょっぱくて湯に入ると肌がスベスベに感じられます。
肌がお湯にくるまれて、ジェルを塗ったような不思議な感覚です。
残念ながら外に出ると消えてしまいますが。
パワーもあり、長湯をすると湯当たりしそうでした。

新発見は、刺身醤油。
少し甘いんです。仲居さんに聞いたら男鹿半島で作っているとのこと。
不覚にもブランドは聞き忘れましたが、コクと甘味が刺身によく似合っていました。
兄の話では、秋田の刺身醤油は甘みがあるのがスタンダードだそうです。

2日目はなまはげが迎えてくれた男鹿半島へ。
男鹿半島の端っこにある男鹿水族館「GAO」はすごい人出でした。
水族館には珍しい白クマの豪太くん。丸っこい姿に癒されます。

2泊目の宿は男鹿温泉郷「元湯雄山閣」
ここの「なまはげの湯」は非常にユニーク。
パイプから間欠泉のように、ブシューッブシュッとお湯が噴き出しています。
温泉成分が沈着して湯船の縁は何やら鍾乳洞の雰囲気。

料理では、地物の鯛刺身、鰆の焼き物、海苔の味噌汁、いずれも絶品でした。
まだまだ美味しいもの、見どころは山ほどありそうな秋田県でした。

男鹿温泉交流会館で行われた「ナマハゲふれあい太鼓ライブ」
地元の若者達が打ち鳴らす太鼓は迫力満点!圧巻の一言です。

詳細はコチラ
http://www.e-ogaonsen.com/entertainment/fureai.php

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甲子園

「歴史に残る」とは言いすぎかな、と思いますが、
盛り上げてくれた日本文理vs中京大中京の決勝戦でした。

ベスト8で「おお、なかなかやるじゃん」
ベスト4で「クジ運もあるけど大したもんだ。ま、次は負けだろ。」
決勝進出で「マジかよ?スゲーな!応援に行きてー」
でも心の中でこう思ってました。「お願いだから無様な負け方はしないで…」

さすが甲子園勝率最下位の新潟県勢。
応援する方に「出ると負け」の歴史が染みついてます。

前半互角の試合も、イヤな予感は的中!6回ウラに6失点。TV消しちゃいました。
あの時間帯に何でTV見ていられるのか?というツッコミはスルー。

ネットでチェックしていたら、何やら9回表に点が入っています。
改めてTVを点けたら、怒涛の連打!いつまで続くの?いつまで見てんの?

もちろん文理の応援をしているのですが、中京の選手も何だかかわいそうだ…
「早く3アウト取って楽になりたいだろうな」

最後に苦しんで耐えてつかんだ優勝。
堂林君をはじめ、泣きじゃくる選手が中京に目立ったのは、
9回表の守備の苦しさがあったからだったのでしょうか。

文理の選手たちは、みんなまぶしいくらいの笑顔でした。
勝てなかったけれど、あんな笑顔になれるなんて素晴らしいことです。

爽やかな笑顔を見せてくれた文理の選手たちに感謝です。

海水浴

夏の海には似つかわしくない低い雲の下、時折雨のパラつく日曜日、
海水浴に行ってきました。

場所は新潟県柏崎市笠島海水浴場。柏崎一帯の海水浴場の中では南の端です。
子供の頃に何度も連れて行ってもらった思い出の海水浴場です。

20数年ぶりに訪れたのが2年前。2007年中越沖地震の年でした。
途中の道路は凸凹、屋根には青いビニールシートがあちこちに目立ちました。
土砂に半分埋もれた道路を抜けて、たどり着いた懐かしい風景でした。

子供の頃は何もかも大きく見えた風景は、こじんまりした砂浜に変わっていました。
大きくそびえたっていたコンクリの防波堤はなんだか半分くらいの高さに見えました。
波に削られた訳でもないでしょうが、不思議な感覚でした。

その防波堤の内側は穏やかな砂の浅瀬。岩場には小さな魚たちの住みかです。
去年はイカまで捕まえて大喜びの子供たちでしたが、
今年はあいにくの天気で唇は紫、体はブルブル。

浜茶屋(新潟での海の家)「渚」のご主人は
「お天道様が出てくれなきゃどうしようもない。ヤケ酒が増えるばっかだよ。」
と嘆いていました。やはりお盆過ぎにはクラゲが出てきて、店じまいになるそうで、
「あと2週間ではどうにもならない。」と大打撃を受けているようでした。

写真は去年の大漁の様子。イカ、カニ、フグ?

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もう7月も終わりだと言うのに、空はどんより。
関東地方の梅雨は明けたと確か14日に発表があったはずですが、
また逆戻りしたとか。

例年お盆過ぎにはクラゲが出てくるようですが、
このままでは海水浴シーズンはたったの2週間?
この週末には海に行く予定なんですが、天気はどうでしょう。

 
先日床屋で洗髪してもらっていたら「おかゆい所はございませんか?」
「は?『お』かゆい?なんだそりゃ…」もちろん心の中の声です。

客商売ですから、「お客様」のモノは「お」を付けて持ち上げているつもりなんでしょう。
じゃあ、「頭」には付けるのか? お頭…こりゃ魚ですね。
「おみ足」とは言うけれど、「手」は? お手…犬ですか。

「お」を付ければ丁寧な言葉になるとは限らないと思うのですが。

歯科界でも耳障りな言葉が「お痛み」。先の「おかゆい」と一緒です。
大学でそう教えられたのかどうか知りませんが、若い先生は良く口にするようです。

実は20年ほど前に、大学病院で某教授が実際に使っていました。
「お痛みはございませんか?」かなりの違和感がありました。。
医局で先輩と「あれはヘンですよね」と話したことを覚えています。

日本語として正しいかどうかは別にして、私は使ったことはありません。
これからもないでしょう。

もうひとつ、「患者様」
「患者さん」は違和感がないのに、「患者様」がウソっぽく聞こえるのは何故だろう、
と思っていたら、以下のブログに明快な答えがありました。
http://www.suzukiclinic-hy.com/cgi-bin/blog/index.cgi?year=2006&month=9

「患者様」を使っている歯科関係の書籍は読みたくなくなってしまいます。

相手が患者さんであっても、普通の方であっても、
自分の立場が歯科医師だろうと、一般人だろうと、
丁寧なコミュニケーションを得るには言葉が必要です。

口から出てしまうと、もう取り戻せません。
政治家みたいに「真意が伝わらなかった」では済まないのです。

上っ面でない、気持ちの入った言葉を伝えたい、と思っています。