ウチの親戚にはタイガースファン結構多いんです。
長男も名前に「虎」がついているせいか（親はそんな気は全くナシ）、
ファンクラブに入会するほどの阪神ファンに成長しました。

私はと言えば、巨人・大鵬・卵焼き世代で、手書きの背番号３を貼ってボールを
追いかけたまま大人になりました。チームの成績は大いに気になりますが、
ファンクラブに入ろうと思ったことはない程度です。
ちなみに次男はまあまあの巨人ファン、妻はほとんど興味なし、って感じです。

さて、そんな家族が東京ドームに出かけて行きました。
カードは、もちろんジャイアンツvsタイガース。席は２階の後ろから２列目…トホホ。
遠すぎて全然見えないだろ、と思っていたのですが、ちょうど３塁側ベンチの裏側で、
選手の表情はさすがに見えませんが、良い方に予想を裏切る悪くない席でした。

「一番ホームランが出やすい」東京ドーム、確かに狭いです。
外野のドン詰まり感は相当のものです。以前巨人に来た外国人選手が、
「こんな狭いところで野球ができるか！」と帰ってしまったそうで。

スタンドはほぼ満員、ジャイアンツファンがやや多い印象でしょうか。
あちこちで関西弁が聞こえ、あんまり目を合わせたくない風貌の方もチラホラと。
応援ユニフォームには「命」。プリントではなく、刺繍ってところがポイントですね。

すぐ前の家族連れは、関西弁のお母さんが酎ハイをグビグビ空けていました。
まだ小さい３人兄弟の帽子はもちろんタイガース。交通費いくらかかるんだろ…

試合が始まると、明らかに阪神ファンの声が大きくてまとまっています。
レフトスタンドの応援団はもちろんのこと、あちこちに散らばるファンが
声を揃えて応援していました。いつも熱心に応援している雰囲気が伝わってきます。

巨人ファンはなんだかバラバラ。選手ごとに違う声援もライトスタンドの応援団以外、
私を含め良くわかっていません。それだけ「浅い」ファンが多いんでしょうね。

一番盛り上がったのは、２アウト満塁、代打金本の場面です。
どっちのホームグラウンドなんだ？って言うほどの声援には圧倒されました。

タイガースの黄色い応援用ユニフォームを身にまとい、東京ドームに乗り込んだ
長男の応援むなしく、大勢の阪神ファンのため息で終わったゲームでした。

試合は終わっても、まだ帰れません。熱心なファンのリクエストで、
神宮球場そばのタイガースショップへ降り出した雨の中、車を走らせました。

タイガースファンのよだれが床に落ちていそうなお店でしたが、
私には全く用がありません。長男のご機嫌はすっかり直ったようです。

クリニック庭の沙羅です。今年はたくさん花をつけてくれて、
ミツバチもやって来ました。蜂蜜はどんな香りがするのでしょう？